詩を書こうとする → どう書けばよいかわからず → 詩を読んでみる → 詩がよくわからず詩の本を読んでみる → 短い詩に相当する川柳・俳句があることを知る → 川柳を詠んでみる → 俳句を詠んでみる → いよいよ詩を書いてみることに。
やってみたこと
川柳のようになんとなく感じたことを詩のかたちで書いてみる
剥製
博物館に剥製があった
剥製を見た
よくできている
それはそうだ前は生きていたのだ
生きていたのか
生きていて今は止まっているだけのように見える
止まっているだけで生きているように見える
ドライフラワーが部屋に飾られている
少し前には元気に水を吸っていた
ある時に水からあげて乾かしたラナンキュラスだ
瑞々しさがなくなり
だんだん乾いていって
あるところで今の状態になった
それはそれでよくて飾っている
父が写真の中にいる
フィルム写真に凝っていたころに撮った写真だ
遺影にもした写真だ
いい顔をしている
その時の照れくさそうな様子をよく覚えている
もうおしゃべりはできないけれど父はいて今もいる感じがして境目がわからなくなる
春
刺すような寒さは感じなくなり
裸電球みたいなほんのりしたお日様に誘われて
梅の香りなんかを感じながら
小鳥のさえずりが心地よく
しずしずと散歩して
縮こまったからだがぽかぽかとほぐれいた頃に
戻れないものかね
楽しめたこと
- とりあえず書けたこと
- 気持ちとことばがおさまった感じ
やってみてわかったこと
- 知ってる型に引きずられる
- 書けたらすっきりする
- 気持ちの整理のように書けばいい
なんとなく感じたことを書き始めたけれど、読んでいた詩の型みたいなものへの意識が強くて自分の言葉じゃない感じがした。小学生が書いた詩を読んでみたら、あらためて自由でいいことを感じてすっきりと書けた。
詩なのかどうかもわからないけれどなんとか書けて、川柳のときのように気持ちと言葉がぴしゃっとおさまるとすっきりする。
考えではなく気持ちを整理するように書いてみればいい感じがした。