帰省中に登山好きの幼馴染みと夜な夜な話し込んでいると、盛り上がった流れで早朝登山に行くことになった。1人は頻繁にスキーを背負って雪山を登山し、もう1人は日常的にトレイルランニングをし、ぼくは筑波山以来2年ぶりの登山になる。
やってみたこと
標高478メートルの鞍掛山の登山。
午前5時集合、夜明け前に登山道まで車で移動する。
到着後、荷物を背負い山頂を目指して登山道を歩き始める。
慣れた先導2人と喋りながらサクサクと歩く。
平坦な林道を抜けると、緩やかな登りへ。
開けた山腹で談笑中にヴーヴーという低い唸り声が聞こえ、急いでその場を離れる。
尾根で視界は開けているも靄だけが見える。
岩盤、木の根の山道、急斜面を登り、山頂に到着。
靄だけが見える。
朝のコーヒーで休息後、緩やかな別ルートで下りはじめる。
山小屋に立ち寄り、草木を観察し、巨岩に感嘆し、カエルの鳴き声と小川のせせらぎを聴きながら下り、平坦な小川沿いの林道を抜けると無事に登山口まで到着した。
楽しめたこと
- 適度な運動
- おしゃべり
- 登頂時の達成感
- ほぼ手つかずの自然の中を歩くこと
- 自然の観察
- 山頂のコーヒー
- 心地よい疲労
やってみてわかったこと
- 山に入るということは自然の中に入るということ
- 登頂の達成感(低い山でも)
- 山の食事はおいしい
- 自然観察は知識次第
- 難易度にあった基礎体力があるほうが楽しめる
- 適度な疲労感
登山口から山道に入るとほぼ手つかずの自然がはじまる。雪でなぎ倒され杉の木、生い茂る草木、あちこちで囀る野鳥、見えない熊の唸り声、警戒もせず鳴き続けるカエル、名前のわからない花、むき出しの岩、張り巡らされた木の根。先人が踏み固めてできた山道を歩くことで自然の中に入ることができる。
鞍掛山は478メートルで30分ほどで登れる。特に高い山でなくても登頂の達成感はしっかりある。そして山頂で飲んだインスタントコーヒーもうまい。
登る山の動植物の生態や山の特徴を知っておくと、登って降りるだけじゃなく、合間に自然観察を楽しめる。今後は下調べしてメモ帳と双眼鏡を持って登ってみたい。
今回は下山時にふくらはぎに不安を感じたものの全体的には適度な疲労で無事下山できた。ケガや事故で台無しにならないように、体力の自覚と難易度の判断を間違わないようにしたい。