芝浦南埠頭公園に自転車で立ち寄った時に、散歩中の田町在住50年のおじさんと立ち話をした。おじさんは一度だけレインボーブリッジを歩いて渡ったことがあるそうで、身近にあるとやらないあれだと思いやってみることにした。
やってみたこと
遊歩道のスタート地点(海抜50メートル)までエレベーターで登る。
足元の埠頭を見下ろし高さを感じる。コンテナの埠頭がミニカーみたいに見える。
強い海風を感じながら、東京湾と都心部を眺める。
橋の中央部(海抜60メートル)まで緩やかに登りながら陸地から海の上へ移動する。
移動しながら海の上から何度も眺望を眺める。
橋の中央部からは(お台場方面へ)下り始める。
フェンスがなくなったところで(海抜30メートルあたり)欄干越しに海面を覗き込んでしまう。海の上にいること、コンクリートと欄干に守られていること、落ちてしまう可能性があること、いろいろと実感し、想像して恐怖に襲われる。
駆け抜けるようにお台場の陸地へ移動する。
楽しめたこと
- 眺望・景色
- 海風・自然
- 自然との一体感
- 調整可能な恐怖感
やってみてわかったこと
- 自然を感じられるということ
- 日常にあまりない上下左右に抜け感のある視界がある
- 絶叫マシンのような恐怖感を味わえる
- 適度な運動になる空中散歩
海抜60メートルで風を感じると、地上で感じる風と違って、すごく大きな空気の層?塊?が動いているんだということを実感できて、今まで意識したことのない自然を感じることができた。その大きな空気の層を感じながら、東京湾越しのちっぽけな街をみるとなんとかなるのさ(斉藤和義『大丈夫』)みたいな気持ちになれる。
橋の中央あたりまでいくと、左の芝浦から右のお台場までぐるっと見えて、上には空、足元は60メートル先の海面まで、と上下左右にとても抜け感のある景色があって、東京湾のカモメになれる。
欄干越しに30メートル先の海面を見下ろす感じは、絶叫マシンのクセになる恐怖感に近い気がする。お台場に渡り切って落ち着くと、またあのマシンに乗ってみたい、のような気持ちになって遊歩道を折り返し歩いて渡った。
レインボーブリッジの遊歩道は思わぬ自然を感じて、わくわく、そわそわしながら心地よい疲労感のある都会の空中散歩コースだった。
あそび方
レインボーブリッジを歩く
景色を眺める
カメラやスケッチもよいかも
備忘録
芝浦側の建物からエレベーターで遊歩道へ
左手足元の埠頭のコンテナと船がおもちゃのようなサイズ感に見える
埠頭から離れると海上であることが感じられる
眺望がすごい
風がすごい
その風は遮るものが何もない東京湾の上でふいている風だと思うと、いつもの地上で隙間をぬってふいている風じゃない、もっともっと大きなもののような感じに圧倒される
海抜60メートルは高すぎて高さの意識をあまり持てない
半球分の眺望がすごい
陸地はかなり遠いけれどその視界もなんとなく変化している
欄干の上のフェンスがなくなる
覗き込むと怖い
手汗がすごい
落とすのが怖くて写真撮影はできない
足元の下に何もない
欄干から離れて急ぎ足になる
落ちても大丈夫そうな気がする高さになってほっとする
橋の下にやぐらを組んでそこで橋の整備をしている人がいて、その状態が勝手に怖くなって手汗がすごくなる
ややダッシュでお台場側の陸地に到着
お台場で昼食をとって、砲台跡の公園を散策
お台場側から遊歩道へ(復路へ)
少しずつのぼる
今地震がきたらと焦りながら足早にのぼる
フェンスのところまでくるとなんとなく落ち着く
復路は写真を撮る余裕を持てる
写真を撮る
芝浦側へ到着
名残惜しい