国立博物館で書の作品をみてなんかいい!と思い、書道博物館へも行きますます興味深くなり、長女と連れだって書道サークルで体験したらやはりおもしろかったので、図書館で見つけた「臨書の基本(メイツ出版)」という本を参考に臨書()をやってみた。
やってみたこと
勧められた柔らかい筆、硬めの筆を購入(2千円くらい)
墨汁、半紙を購入(100円ショップで)
「臨書の基本」を左手に置き臨書をやってみる
楷書の”九成”、”醴泉”を書く
(なんとなくうまく書こうとしてしまい力む)
行書の”蘭亭”を書く
(見本をみながら筆の動きを想像してから書く、文字の原型を意識しつつも見本に倣って書く)
行書の”以為流觴曲水”、”真卿”、”亡姪”を書く
(ほとんど原型がわからない。見本で筆の動きを想像し、見本を忠実に書いてみる。墨の適量がわからず)
草書の”為慰”、”義献”を書く
(文字を書くというより、矩形を書くような)
楽しめたこと
- 筆と墨で文字を書くこと
- いい感じに見本を再現できたとき
- (特に草書で、原型がわからないくらい崩れていて)知らない文字を書くような新鮮さ
やってみてわかったこと
- 小学校の授業にあった習字とは違う
- 少しずつ進歩する感じがある
- 見本に倣って書くことが意外とおもしろい
楽しい記憶があまりない小学校の習字とは違って、
・普段使いしない筆と墨で書く新鮮さ
・少しずつ見本に近づいていく楽しさ
・納得できる仕上がりになった時の充実感
・草書のような崩れた文字を書く新鮮さ
など、先入観を覆されるおもしろさがたくさんあった。
筆遣い(強弱、止め跳ねなど)がよくわからないので見本と同じようにならず苦戦するけれど、少しずつ近づく感じがあり(手ごたえ?)さらにやってみたくなる。
見本通りにはならないけど、少しよくなったり、かなり近い感じになったり、今度はどうだ!?と毎回仕上がりに期待しながら息をのんで書く緊迫感がいい。